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次の日。
ルドは母親の作ったご飯を食べ、簡単に仕度を整え魔法学校へ向かった。
魔法学校と言うのはこの村にある小さな学校のことである。ある程度の魔法に関する知識を18歳まで習う場所である。
この学校は年齢で勉強する科目が違う。クラスは人数が少ないので年齢に関係なく教室が同じ。
歩いていると、声をかけられる。
ヤスヒラ『よーう、ルド!お・は・よ・う!!』
ルド『そんな大きな声で言わなくても聞こえるって…。おはよう。ヤスヒラ』
ヤスヒラ『ところでさ… 昨日のことおぼえてる?』
昨日のこと…山の頂上に行ったことか…?いや…そういえばヤスヒラが女の子のことで相談していたような。
ルド『ああー。好きな子に告白しようとしてるんだっけ?』
慌ててヤスヒラは口を手でおさえてきた。小さな声で耳元に何か言っていた。
ヤスヒラ『馬鹿声がでけえよ!告白はいずれする!だけど、今すぐするなんて言ってないだろ!それに…』
無理やりヤスヒラの手をどかした。
ルド『ちょっと…話が進みすぎ!今すぐなんていってないでしょ!』
ヤスヒラ『そういえば…そうだったな!』
こんなアホらしい会話をしながら、学校に向かっていく。
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