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男『それじゃ、行くか!』
そう言うと、山に向かって歩きだした。
男たちが言ってる山と言うのは、頂上に行くと眺めがいいと言われてる山だ。ここにいる皆、頂上にいき、見たことがなかったため見に行くことにした。
あった…。本当は子供だけでは近寄ってはいけないのだけど、今は内緒だ。
男たちはそんなことも忘れ山の中に足を踏み入れる。
山の中は木々が光を塞いでるためか昼間なのに少し暗く、思った以上に不気味だった。光を塞いでるためか村に比べると山の中は風が気持ちいい。
男『思ったより不気味なところだね。やっぱりやめない?』
ヤスヒラ『お前…本当に弱虫だな。ルド』
このルドと言うのは男のあだ名のようなものである。どうしてルドと呼ばれるようになったのかは不明である。
ルド『ヤスヒラは怖くないの? 』
ルドは目をまるくして、ヤスヒラをじっと見つめる。
ヤスヒラ『全然怖くねーだろー。暗くなってからこそ俺の見方だ!』
こいつに聞いた僕が馬鹿だったかもしれないな。でも、そんなことを聞いてると自然と楽しくなってきた。
山の中には初めて見るものがたくさんあった。
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