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ファシス『こんな植物初めて見たな…。なんて言うんだろ。…?』
ファシスが立ち止まった。
それに合わせるかのように、ヤスヒラも立ち止まった。
二人がどうして立ち止まったのか分からなかった…。
ルド『どうしたんだよーふたっ!』
声を上げようとした途端、目の前から三匹の狼が現れた。
『グルルルルルル』とよだれを垂らしながら唸っている。
どうやらルドたちを食料にしようとしているらしい。
ルド『うわっ!狼だ!食べられちゃうよ!』
慌てているのはルドだけ。他の二人はそのまま立ち止まっていた。あのヤスヒラでさえ。
ヤスヒラ『ファシス~。お前、あまり魔法使いたくないって言ってたよな?』
ファシス『ああ、言った。無の属性は無駄に体力を消耗する。』
魔法?属性?そうか…魔法を使えるの忘れてた…。そう言えば二人とも魔法を実戦で使ってるところ一度も見たことなかったな。
集中しはじめるヤスヒラ…。
ヤスヒラ『じゃ、俺に任せときなー!』
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