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しゃべりだした途端、地面が一瞬揺れたような気がした。いや、気がしたのではない揺れたのだ。
地面の土が一点に集中していき、それは徐々に龍の形に変わっていった。
ルド『すごい。あのヤスヒラにこんなことができたなんて…。』
狼たちは土でできた、龍を見ると山の中に逃げていった。
ヤスヒラ『なんだよ!これからだってのに!クソが!』
ファシス『まあ、いいじゃないか。皆怪我してないし。』
そう言うと龍の形をしていた土が一気に地面に落ちる。
砂埃が目に入る。
ルド『ヤスヒラ!目に入るから…もうちょっと考えてよ!』
ヤスヒラ『すまんすまん。考えられなかったんでな』
ファシス『本当にヤスヒラには困る。こういう所がな』
でも、初めて見たヤスヒラの魔法は凄かった。ルドは心の中で本当に凄いと思っていた。
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