第2話 心の思い出

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凄い… 素直にそう思っていた。 ルドは生まれたときから何の属性も持っておらず、魔法が使うことができない…。だから、魔物に襲われたときは二人に頼ることしかできない…。そんな自分が嫌だった。 そのまま頂上目指して歩いていた。 ルド『本当、ヤスヒラ凄いね!初めて心の底から凄いって思ったよ!』 ヤスヒラ『あのなー初めてって!終わってんな!』 何が終わったんだ?…本当に馬鹿だな。こういうところは。 ファシス『しばらく歩いてるけど… 頂上… 見えないな。』 たしかに。頂上が見えてこない。そう思った。 その時、草むらから何かが動き… ルドに向かって飛んできた。 ルド『あっ…!』 声を上げる間も無かった。何かは持っていた剣で襲いかかってきた。 もう駄目かと思った。
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