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いつもはスーツ姿だし、
髪だってもっとキッチリしてる。
だけど今は
Tシャツにジーパンみたいな
ラフな格好で、長い髪は結んでる。
メガネの奥の瞳は、
いつもと変わらずに澄んでいて―。
そんな姿に
心臓がキュンと疼いた。
「キュンってなんだキュンって!」
「ん‥‥‥‥涙か?」
小声で呟いたつもりだったけど、
上條にはしっかり聞こえていたらしい‥
「わっ‥//
ごめん、覗くつもりじゃっ‥」
こっちを見た上條の瞳が僕を捕らえる
やっぱり変だ。
見つめられるのなんか
慣れているはずなのに―‥
なんでこんなにドキドキするんだよ‥//
.
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