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 「はいはい、わかった。  それより、早く帰ろう」 僕の言葉で、2人は校舎を出た。  「あれ‥車来てないな」  「本当だ。  最近上條さんも来ないしさ  涙、何かあったの?」  「いや‥特に何も」 図星を突かれてドキッとしたけど すぐに取り繕った。  「そっか‥いつも歩きたがってたし  今日は歩いて帰ったら?」 百合の提案に、 暗くなった気持ちが少し明るくなった。 歩いて通学とか始めてだし、 楽しそうかもっ! .
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