命の砂時計

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『あれ?』   机の上にあったのは、見知らぬもの。     …砂時計。     『きれいだなぁ。ママが買ってくれたのかな?』   最初は、母が買ってくれたのだと。そう思っていた。   しかし、今思えばそこで疑うべきだったのだ。   なぜならその砂時計は、     すでに落ち続けていたのだから…     『あ!早くお勉強しなきゃ!』   疑いもせずに机に向かう過去の自分。   その砂時計が、後にどんな意味を持つかなんて知る由もなく…  
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