歴史が動いた時

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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ その日は雨が降っていた。時刻は午後⑤時。 一人の少女が学校を終え、家路についている途中であった。 彼女の名前は【サクラ】。ジムリーダー・ユークの家の隣に住んでいる女の子で、その時歳は12歳。 サクラ:『雨ってちょっと憂鬱かも⤵。早く家に帰って暖かいココア飲もっと😃』 サクラはちょっと急ぎ足で家に向かった。 彼女が家の近くまできた時、お隣りさんの前に傘もささずに立っている男の子がいることに気がついた。 サクラ:(誰だろ?見たことないな…ユークさんの知り合いかなぁ?そんなことより、あの人ビショビショね。) サクラはその男の子が心配になって駆け寄った。 サクラ:『あの~、こんにちは。私、サクラっていいます。隣のお家に住んでいるんですけど……誰かこの家の人に用事でもあるんですか?とりあえず、このままじゃ風邪ひいちゃいますし………』 サクラの言葉に反応したのか、男の子は振り返りサクラのほうを向いた。 その時、サクラはゾクッとした。男の子の眼にはまるで光がなく、意識があるのかも分からない様子でいたからだ。 サクラ:『大丈夫ですか💦顔色悪そうですけど?』 オトコノコ:『………こ』 サクラ:『え?何ですか?』 オトコノコ:『ここは……………一体………………どこなんですか?』 サクラ:『??あの~、言ってる意味がよく分からな…』 すると、男の子はいきなり倒れてしまった。 サクラ:『え⁉だ・大丈夫ですか⁉⁉あ、え~と💦💦どうしよぉ😭』 ①時間後。 オトコノコ:『う~ん。』 ユーク:『目を覚ましたか。おーい、サクラちゃん、気がついたぞ。』 サクラ:『ホント⁉良かった😃』 オトコノコ:『⁉⁉』 ユーク:『そんなに怖がらなくてもいいぞ。サクラちゃんが君を連れてきた時はびっくりしたよ。』 サクラ:『えへへ😃』 オトコノコ:『ここは?』 ユーク:『俺の家だ。君についても教えてくれないか?名前は?いくつ?どこからきたんだい?家族は?』 ノゾム:『僕は望夢、12歳。……………………あれ?』 ユーク:『どうした?』 ノゾム:『すいません。後は分かりません。』 サクラ:『分からない?』 ユーク:『困ったな。これは、記憶喪失の可能性があるぞ。』
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