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サクラ:『…記憶………喪失?』
ユーク:『おそらく。君…、え~と、望夢君か。望夢君はどの地方に住んでいたのかも覚えてないかい?』
ノゾム:『地方?』
ユーク:『カントー地方、ジョウト地方、ホウエン地方、エンリュウ地方、コクリュウ地方、ノーミル地方。この辺りの移動圏ならこのくらいだろ?』
ノゾム:『すいません………なんですか?その【地方】って…』
ユーク:『⁉⁉⁉』
サクラ:『どうしたんですか?』
ユーク:『おかしい…一般に記憶喪失した者の記憶からなくなるのは【思い出】と呼ばれる記憶であり、【知識】と呼ばれる記憶は消えないはずなんだ!』
サクラ:『と、いうと?』
ユーク:『つまり、一般常識である事はある程度記憶に残るはずなんだが……。』
ユークとサクラは困惑しているようだった。
望夢はそれを見てだんだん不安が増してきた。
ノゾム:『あの………僕は………何かおかしいんですか?それから、これから僕…一体どうすれば……』
ユーク:『う~ん。普通に考えれば………』
サクラ:『まずは警察に届け出て、身元の確認を!』
ユーク:『と、いきたいところなんだが。』
サクラ:『?』
ユーク:『数年前にもある記憶喪失事件があったんだ。その時、発見者は警察に届け出て、警察はメディアを通じて身元の確認を進めた。しかし、記憶喪失者は実は、あるマフィアに追われていて、その恐怖で記憶を失った者だったんだ。結果、その記憶喪失者の居場所をマフィアに教えてしまうことになり…………まぁ、望夢君がそうでないとは言い切れないからな。ジムリーダーの協会の方で手を回そう。それから、望夢君。』
ノゾム:『はい💦』
ユーク:『身元の確認があるまでは、家にいなさい。私たちを家族だと思ってくれて構わんよ😃』
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
プルート:『ってな感じで望夢はジムリーダー、ユークの息子になったわけだ。』
タマ:(説明鮮明過ぎっしょ。どんだけ盗聴したんだよ。分かりやすくていいけど😅)
『それで?肝心な部分をまだ聞いてないんだけど。望夢がロケット団を続けた理由……』
プルート:『それは……』
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