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ハンターA:『ケケケ、今日はタツベイだ。ここにはわんさかいるって聞いたからな。』
ハンターB:『あぁ、しかもドラゴンタイプだからな。』
ハンターC:『こりゃぁ高く売れるぞぉ‼‼』
タマ:(やっぱり密猟者‼ど・どうしよう…やっぱ警察呼んだ方がいいかな?それとも、さっきのお爺さんを呼んだ方が………)
珠真は怯えているようだ。無理もない相手は密猟者。彼らの所有するポケモンは凶暴なことで有名。密猟者をやっつけようとして、逆に命に関わる重傷を負ってしまった人も少なくない。
タマ:(こんなとき、望夢ならどうするかな?)
望夢。
望夢ならきっと……
タマ:『やい、密猟者ども‼お前の好きにはさせないぞ‼‼』
A:『誰だ⁉』
B:『落ち着けよ、ただのガキだ』
C:『しかし、見られたとなると厄介だな。嬢ちゃん、警察はもう呼んだのかい?』
タマ:『警察なんて必要ない‼私があなたたちを止めるのよ‼』
A:『くだらねぇチビだな💢お前先に行きな。こいつは俺が始末しとく。』
B&C:『おう。』
タマ:『あっ、コラ💢』
A:『おっと、先には行かせないぜ。俺を倒すんだろ。』
密猟者は珠真を睨みつける。珠真は震えているようだ。顔をあげられない。
タマ:やっぱ怖いよ……
でも、でも………………
『か・かかってきなさい‼』
A:『へっ。行けヘルガー‼』
ヘルガー:『ヘル‼‼』
ヘルガーはボールから出るとすぐに珠真に飛び掛かってきた。
タマ:『きゃ💦』
珠真はぎりぎりかわしたが、ヘルガーはまたすぐに襲って来た。珠真はポケモンを出す事ができない。
タマ:『ちょっ💦待ってよ‼』
A:『俺達に刃向かった事、あの世で後悔しな‼‼殺っちまえヘルガー‼』
ヘル:『ガァアァァ‼』
ヘルガーは火炎放射を放つ。
タマ:やばいって⁉
ん?これは……
珠真は自分のかばんの中にあった何かを見つけた。
タマ:『一か……八かよ‼』
ぶん。
珠真は何か石のような物を投げた。
それは向かって来た火炎放射に当たった。
バシュウゥウゥ……
A:『何⁉』
大量の水蒸気の発生とともに火炎放射は消え去った。
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