上は有って下は無い

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「……何やってんのアンタ等。」 「お、輪島。」 「なぬ!?」 どうした。どうして小夜伊がここに!? 勢い良く後ろを振り返ると… 長い黒髪を揺らしながら小夜伊様が腕組みをなされていた。 表情は屋上で見た時より険しいものへと変化している。 「輪島。ごめんな、騙したみたいになって。」 「そんなこといいわよ。それより何やってんのよ。」 「夕紀の頭を撫でてる。」 「どうして?」 「泣かしたお詫びにパフェ奢ってやるって言ったら撫でろって。」 ギロンッ! ヒッ! なっ、なに今の殺意。 俺何か間違った行動したかな?
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