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「夕紀ちゃん。あーん。」
「へ。あーん?」
むぐ…やっぱりレアチーは美味しいぜぇ~~って…
「月見夜さん…むぐっ!?」
「ん…ちゅ……。はい、半分こ♪」
「俺の…れ、れれ。レアチー!」
「やぁ~ん夕紀ちゃん可愛いんだもん。」
そう言って2人から引っ剥がし俺をグリグリと抱き締める月見夜さん。
初めて会ったときの美少女感は抜けて完全に女の子している。
てか何気にキスまで持って行かれた……返せよ、たった一人の弟なんだよおお!
「この顔であーんをさせろだなんて。確信犯も甚だしいよ夕紀ちゃん?」
「え?」
「エッチなんだから、このこのおっ♪」
「いた、いたた…」
なんか今日は無駄にテンションが高いような気がする。
さっきから俺のぷにぷにほっぺたを突っつきまくってるし、なにかあったんだろうか。
「鈴音、私の夕紀だぞ。」
「小夜伊ちゃんは私のもの。だから小夜伊ちゃんのモノも私のもの、ね?」
「ね?じゃない。夕紀には触っちゃダメ!」
「いつも慰めてあげたのに…」
「その話はいいわよ!」
あの小夜伊を完全に手の上で転がしている。
月見夜さんって話の通りすごい人なのかもしれない。
そして小夜伊で遊ぶ月見夜さんの顔……楽しそうだ。
どこかテンションが高いのは久しぶりのオモチャに会えた喜びなのかもね。
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