小夜伊と月見夜

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「立樹立樹。」 俺のせいで偶然に2人の間に挟まってしまった立樹に声をかけた。 いくら優男でも美少女には弱いらしい。 その証拠に鼻の下が伸びきっている。 「膝…かりるね。」 「は…は?な、どうした?」 「とうっ!」 少し甘えた声を出して筋肉質な膝に座り込む。 多分これでもっと鼻の下が…… あ~~伸びてる伸びてる。 地面に付きそうだ。 不細工な顔。イケメンの欠片も残ってない。 「変なこと考えるなよ~?」 「か、かか考えてねぇよ!」 お尻に当たっているのは男同士のよしみで2人には黙っといてやる。 でもこれ以上当てるようなら体重を乗せて真っ二つにおってやる。 しかしいいよなコレ。 俺にはもぉついてないんだもんな。 いつかあのインチキボインを捕まえて元に戻してもらおう。 【終わり?】
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