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昼休み。遂に来た! 興奮しすぎてアドレナリンが分泌されてる気がする。
俺は螺旋階段を駆け上がると屋上の扉を開けた。
周りを見渡す。いるのは当然だが俺だけ。下は灰色のタイルで覆われており、後は緑色のフェンスが見えるだけ。
学校であんだけ自殺されてたら普通自殺させない工夫とかするんじゃないのかなあ? とか思いつつも何もされてないことに感謝しちゃう俺。
さあ、死ぬぞ!
俺は屋上で駆け抜ける。生物から物へと、生物から生を奪い取り、俺は物へと昇華する!
「ハハッ――」
――風を突き抜ける。
「ハハッ! ハハハハハッ!」
――フェンスに激突する。
鈍い音と堅い物が当たったという感触。痛みは……微塵もない!
俺はフェンスに手をかけた。
――かけたところで。
「おい君!」
……変な声が聞こえた。
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