4月27日

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    「---このまま、黙っててあげてもいいのよ」  沈黙を破るように---松下先生の楽しそうな声が響き渡った。  立ちすくむ私の脇をすり抜け、たっくんの傍まで行くとーーーその背に手を回していく。   「渡辺さんだって、こんな時期に停学になんてなりたくないでしょ?    このことは、ここにいる3人のヒ・ミ・ツーーーそれでも、構わないわよ。    そのかわりーーー」  そのまま、ピクリとも動こうとしないたっくんの首へを顔を埋めていく。 「ーーー孝行を、私に頂戴」    .  
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