Prologue

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「じゃ、じゃあ俺行くから!!じゃあな!」 挨拶の返事を待たずに教室を飛び出す。 廊下はすっかり暗く、今にも雨が降りそうな曇り空だ。 そういえば傘持ってきてねーなと思いながら、両足を出来るだけ速く動かして生徒会室に急ぐ 体育祭では団別の選抜リレーのアンカーを務めたので、足には多少自信があった 「ぬおおおおおおお!!」 しかし今日の俺はそのときよりも速いかもしれない。なんせ、命が懸かっているからな
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