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薄暗い中に、爛々と輝く朱色の瞳が印象的だった。
丁度その瞬間に雷がパッと光り、その全貌が明らかになる
気の強そうな鋭い目つきに、口からチラリと見える八重歯。背中まで伸び、前にも掛かる栗色の滑らかな髪。
160を越える位だろうか。俺と頭半分程しか変わらない身長に、それに見合ったスラッと綺麗なラインを描くボディ。
もう予想がついただろうか?コイツが1年生ファンクラブの3人の内の最後の1人。名前は孔寺蓮 香須美(こうじれん かすみ)。孔寺蓮と言えば、ここらじゃ有名な孔寺蓮財閥がある。こいつはそこの家のお嬢様なのだ
まぁファンクラブがあるくらいだから、見た目は申し分ないんだが……
「こんな所に呼び出して何だよ香須美。副委員長の俺は何も仕事無いはずだろ?」
「何ボヤいてんの!?あんたバカ!?」
バンッ!と生徒会長用の机を叩く
性格に難あり…だ
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