Prologue

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「で?何をすりゃあいいんだ?」 「て、手伝いなさい」 「いや、だから何を?」 「文化祭!!」 こいつはバカなのか?それともワザと俺を困らせる為の陰謀なのか… 「あぁもう!察しが悪いわね!文化祭の警備!たまに変なヤンキーみたいなのが来るからそれの見回りよ」 「見回り?そんなヤンキーなんてお前1人でも充分殺れ「殺されたいの?」すいませんがんばらせていただきます」 「よろしい。まだまだ色々やることいっぱいあるんだからね!……ミスコン代表だって決めなきゃいけないんだから……」 「え?ミス……何だって?まだなんかやらなきゃいけないコトあるのか?」 「な、なんでもない!と、とりあえず要件はそれだけ。んじゃ、私帰るから。バイバイ!」 薄情にも程があるだろ…。 フラーっと軽快にさっさと部屋を出て行った。部屋に取り残された俺のこの孤独感、わかってくれるやつはいるだろうか。 常にこんなやつだが、たまにあいつも可愛らしい一面を見せる時があるので、そこはやはり女子というか……まぁ結局よくわからないやつである。
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