Prologue

21/22
9116人が本棚に入れています
本棚に追加
/505ページ
「ん………またコケちゃいましたの…………はっ!」 「………………」 事態に気づいたらしい夏ネェはしばらく硬直した。それからしばらくして、ゆっくりと胸を俺から離す。 何故だか体に力が入らない。夏ネェは、力の抜けた俺の顔を見て、顔を真っ赤に染め上げてパッと離れる 「ひゃわわわ!!しゅ、しゅみません!!」 なんだかボーっとしてきたみたいだ。そのせいか否か、夏ネェが噛んだように聞こえた。噛むなんてカワイイじゃないか……。 しかし、なんて威力だ。意識が遠くなるなんて…
/505ページ

最初のコメントを投稿しよう!