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桜並木は色とりどりのライトで虹色になっていた。
丁度綺麗な所にベンチがあったのでそこで見渡すことにした。
絶好のチャンス!!
「先生…話があるんですけど…。真剣きいてください!」
先生は煙草をとりだし一回吸ってはいたとき
「真剣に聞くけど??」
「先生…まだ俊幸先生の事忘れられないでいるとおもいますが…。僕は今日をもって先生と結婚前提に付き合いたいんです。先生の前から消えたりしないし先生を見送るほど長生きしますから!どうかよろしくお願いします!!」
「…。」
先生は黙ってしまった。
「せ、先生??」
一本の煙草を吸い終えたあと答えがかえってきた。
「…あんたの夢…叶えてやってもいいよ…。」
その時一瞬先生が薄く笑った気がした…。
「ありがとうございます!!」
僕はもう泣きながら土下座した。
夢じゃないよな!?
僕と先生が結婚!!
やった!!渋谷先輩僕やりました!!
先輩より早く結婚出来る!!
あぁ…今宵は先生と二人で…。
いや…先生に失礼だな。ここは欲求を抑えて…。
こうして春一番の僕のプロポーズは成功した。
先生に…いや石山俊幸先生に近づいたきがした。
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