第一章

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突然、その影がしゃべった。 ?「とまれ。」 その影はなんだか男の人の声だった。 加奈は怖くてさらに早く歩きたかった。 でもそれができなかった。その先は時が止まっていた。何もかも動いていない、人も車も雲だって動いていない。 加奈は動けるみたいのは不思議だった。 加「どうしてみんな止まっているの?」 と 小さな声で言った。 ?「わしがこの時を止めたからだ、加奈。」 小さく言ったにも関わらずその男は返事を返した。
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