出会いは突然に…

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―――― 「おい渉!何でこんなにうるさいんだ!!」 自動ドアをくぐった瞬間からツッコミ開始。 うるさいぞって忠告したのに。 「どうですか初めてのゲームセンターは」 「賑やか過ぎて耳が……」 自分で賑やかな場所が良いって言ったんだからな。 「これは……慣れて。あと、やりたいゲーム具体的に教えて欲しい」 うぅむ、と首を傾げながら考え込む会長。 こんなに普通にしているけど、もしかして俺今かなりリア充? だって今日初めて会った美人会長だぜ? 漫画かよ…! 「期待……いやいや違う。何か違う」 「ん?」 出てしまった小さな呟き。 逃げるように質問の答えを聞くと、会長はあぁそうだと手を叩いた。 「ホッケーと言うものがやりたい。テレビで見てて楽しそうだったからな」 初ホッケーを初体験しに移動。 財布をいじり小銭を捜す俺。 100円を二枚取ったとこで会長さんが俺の肩を叩いた。 「お金はいくらだ」 「い、いやこれくらいいらないよ」 「私が誘ったのに払わない訳にはいかない」 「世間を知らない会長のために一つ教える。デートの時って大体は男が払うんだぞー」 「私とお前の関係はそれ程深く無いだろう。そんな話は良いから早く」 結局、200円中の100円を水樹から預かった。
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