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「勝負事は大好きだ。もちろん手加減なんてしない。渉は経験者だそうだが、本気で来い」
キリッと決め顔の会長……水樹はブレザーを脱ぎ、Yシャツとカーディガンだけとなった。
お、お胸が大きいんですね……
「お、おぉーし手加減なしだな」
「触りたいのか?触るか?息の根を止めるが」
胸の下で腕を組んでデカさを更に強調する。紳士である俺は動じない、否、動じてはいけない。
「いやいや無理無理死にたくない。ってそんな事より始まるぞ」
「男は皆そうだ。だから嫌いなんだ、外見だけを見てるような、下衆な人間は」
そして鳴るゲームスタートのホイッスル。
「俺の事は紳士って言って下さい!」
始まりの音とともに俺の声が響き渡る。
流れて来たのは俺の陣地側。
まぁ最初だし、と軽く返すと次の瞬間には俺のゴールにスコーン!と白いものが一瞬で入った。
え?と立ち尽くしているともう次の例の白いものが。
幻覚だろうともう一度返すとまた一瞬で返って来た。
ありえない。
そして、俺はそれ以上にやばいものを見る。
「む、ここか!」
水樹が動くたびに揺れる二つのそれ。
初めて、こんなにも素晴らしいものを目の当たりにした。
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