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「あ…?…へ?…ちょっ」
何が起きたか理解出来ないでいると、画面に撮影されたものが写し出された。
「うぇぇ!?」
驚愕、まさに驚愕。
「やはり慣れない事はするものじゃないな…」
顔を赤くする水樹は背中を向けて小さくなっていた。
いやいやアンタ……いやいや。
画面に写し出されたのは水樹が俺の腕を抱き締め、頬にキスをしている写真だった。
「み、水樹さん!?///」
「こ、これは…本に書いてあって…むぅ、御礼というか何というか…」
「男嫌いが嘘に聞こえるよ………」
何読んだんだ会長さんよ……。
「良いな?ちゃんと待受にするんだぞ?」
「ハィ………」
何されるかわかんねぇもんな。
頬にキス……のプリクラを携帯に送信した。のが間違いだった。
「じゃぁ渉。今日は楽しかった!また明日!」
「気をつけて…」
手を振り合って別れる。
明日?あぁ明日か。
「友達かー……ははっ」
この日が俺にとってすごく大切な日になった・・・のかなぁ
なんて……
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