7月!暑い時こそ燃え上がれ!体育祭!

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[渉] 俺は今、夢でも見てるんだろうか 好きな子を勢いで後ろから抱きしめて、止まれなくなり告白して、そして告白されて・・・こんなに嬉しい事なんてあるのか? 「ありがとう。水樹がいなかったら俺は・・・」 「ん・・・」 ふぅ、と溜め息をついて水樹から離れ、こちらを向かせた。 そして一呼吸置いて大事な一言を口にする 「付き合ってください」 「ありがとうはこっちが言うことだ・・・私でよければ、付き合ってください」 目の前でにこりと微笑む女の子は大好きな水樹 今すぐ叫びたいよ・・・ あああああ! って喜びてぇ!!! 「水樹いいいい! 俺はお前があああ! 大好きだああああああ!」 俺は屋上でそう叫んだ。 紛れもない事実を ありのままに 恥ずかしいなんて考えてらんないよな 嬉し過ぎるんだから 「馬鹿者・・・お前は本当に馬鹿で・・・ずるいなぁ・・・」 顔が赤くて、涙をボロボロ流す水樹は、本当に可愛くて、どうしようもないくらい、愛おしい。 俺はやっと水樹と恋人になれたんだな。 俺の水樹って思って良いんだよな 「あぁやべぇ、何か顔のにやけが止まんねぇよ水樹」 「まったく、変態だな渉は」 「あぁ、そうかもな。でも、今日くらいはにやにやしても良いだろう?やっと、水樹と付き合えたんだから!」 「・・・はぁ・・・・」
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