彼女が泊まりに来たってさ!

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「これは美味しそうだ」 「相変わらず美味しそうねぇ渉」 「さ、食べよっか。父さんの分は冷蔵庫にしまっとくから」 3人でいただきますと言って箸を動かし始める。 今回は良く出来たと思う。 それはもちろん、水樹がいるし、そして水樹が彼女になったから。 その嬉しさが料理にこもってる……多分。 いつもとは違う食卓。だからより美味しい料理を作れたんだろうな。 ニヤニヤが治らない顔で水樹を見るとほっぺにご飯粒をくっつけて何か言っている。 「わたる、これ美味しい…ぞ!ゴクリ……んー!これも美味しい!」 ガツガツ食い過ぎだろ。 もっとゆっくり食べても良いんじゃないか? まだあるんだしさ。 でも、子供みたいに飯をほお張る水樹を見ていると、心が和んだ。 俺は水樹が作ってくれたサラダを食べてみたけど、ドレッシングは水樹特製・・・というか水樹アレンジらしい。 何を混ぜたか知らないけど味わった事の無い味で、おもしろい。 「母さん、今日の飯いつもより旨いよな」 「あーいつも美味しいけど……今日は水樹ちゃんいるから美味しく作れたんでしょ、どうせ」 わーお。 「渉、そうなのか?」 「まぁ、間違っちゃいないかな?」 「そ、そうか!///なかなか嬉しい事言ってくれるじゃないか…///」 照れているのだろうか、どんどん声が小さくなり身を縮こまらせて下を向きながら「うぅ///」とか言ってる 今日、理性が崩壊しそうだ
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