彼女が泊まりに来たってさ!

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「悪いね母さん」 「すみません、お母様」 「良いの良いの!美味しい料理食べれて嬉しいからやっといてあげる!」 母さんが食器洗いをやってくれるそうだ。 いやぁ、申し訳ないけど助かるよ。 「何をしようか」 「そうだな、何しようか」 俺の部屋に来たは良いが、する事が無い。 どうしよう。 「まず風呂でも入るか?」 「うむ…あ、いやでも服が…無い」 ため息をついたとこでドアが開いて小さいバッグが投げ込まれた。 母さんが ”私からの餞別よー!” なんて叫んで…。 何を入れたんだよ。 「よし渉、借りるぞ!」 「えぇ!?」 「そ、その、私の洋服一式が入っていたのだ!お母様の手紙と一緒に」 何故だ……。 あの人は何者なんだ! 謎過ぎる。 横を見ると水樹がいない。もう風呂に行ったのか? 「はっ、はっ、はっ!あああ!50回いいい!」 筋肉を付けたい桐島です。 彼氏がブヨブヨじゃ悲し過ぎるからな。 いつ見られても大丈夫なように……あぁ痛い。 とりあえず維持するために、だな
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