彼女が泊まりに来たってさ!

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「水樹・・・」 「渉・・・」 そして俺と水樹は口付けを交わし、お互いを求め合った・・・ 「その回想が嘘だ」 「いってぇ!」 こいつは軽い音楽の黒髪ロングの台詞と知ってて言ったのか!? まぁ、簡単に言えばフルボッコでした。弁解出来ないし体が痛いです。 そして今の最後のとどめ。 澪ちゃんだったら軽いチョップだもん! 水樹のは振りかぶった本気の手刀じゃねぇか! 事故で押し倒してしまったってのに酷い仕打ちだ。 「なにか、言ったかな?」 「いえ、何も言ってないですよ」 何でバレるんだろう・・・ あれか?付き合ってからツンデレになったのか!? だから暴力振るの!? だとしたらもう一押しでむぎゅー!が出来るんじゃね!? 「水樹!ぎゅうううう!」 「・・・」 抱きしめる事に成功、水樹は俯いている。 これは決まったな。 そして俺は投げられた。 「あ―――!背中ぁああ!背中ああああ!」 「さっきからお前の行為は下心が見え見えだ」 マウントポジションになり、俺の首をつかんでくる。 これ、手に力いれたら俺は地上とおさらばだよな。 「よし、水樹、一回考えよう。まずその手を離し・・」 「そうだな、お前の考えてる事を考え直さなくてはな。でもお前は分からないだろう。だから体で教えてやろう」 「水樹、その気になったんだな・・・」 「だ…か…らぁ……その思考をどうにかしろ!」 「グフッ!」 今日は水樹に触れるのはやめます。 十中八九殺される。 「まだ初日だぞ・・・気が早いんだ馬鹿・・・」 だから違うってば。 抱き締めたかっただけ、なのに 口から言葉が出なくて本当の事を伝えられないまま意識を手放した。 「これで一安心だな」
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