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「緊張してる?」
「まさか」
雪崩れ込んだのは、近くの格安ラブホテルで、まぁフロント通らないタイプだから男同士でもやいやい言われる心配はない。
で、んな事はもう良い。
誘ったのもどっちだったけ、とかもどっちでも良い。
楽しい夜の始まりだ。
気休め程度に消した証明の下で、ギシリとベッドが揺れる。
跨られたと分かった時には、あっと言う間に服が取り払われていた。
効きすぎた冷房なのに、おかしいな、寒くなかった。
「っは、」
やけに鼓膜から近い所で、ピチャっと水音が聞こえ、ゾクリと腰が震える。
思わず漏れた吐息と微笑に、目の前の男の喉が鳴った。
「あ、あっ…ん」
「モロ起ちじゃん、先生結構興奮してる?」
『先生』
その単語ですら、もの凄くイケナイ事をしてるようで熱が上がった。
今時AVでも見ないようなシチュが堪らなく感じる、上等、上等じゃん、ハハ
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