いつだっただろう?

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ゴミ箱には真新しいパックが投入されました。 保健室に内蔵されている洗面台で、シャコシャコ歯を洗うものの、背中には突き刺さるような目線。 この部屋には俺達2人しか居ないんだから、言わずも誰のかは分かる。 「何?」 「気にいらねぇ!」 口に残った泡と、歯ブラシを流水で洗い流した後、高杉がご丁寧に用意してくれたタオルで水分を拭う。 こうゆう所マメだよね、良い奥さんになれるよ。 「だーかーら、何がッ!」 いつの間に背後に回ったのか、ホントお前回るの好きだね。 壁に押し付けられた背中と、腰らへんに当たる壁の出っ張り具合に頭の中で悪態をつく。 ドS、チビ、鬼太郎 「今度は誰だよ、銀」 「大体お前が保険医ってナイナイ、ってあー…俺のクラスの土方」 「生徒かよ!はぁ!?お前マジ訴えられっぞ!」 「至近で叫ぶなよ喧しいわ、ちょっと遊んでやっただけですぅ」 ケラケラ笑った所で、掴まれた腕にさらに力が入った。 痛い痛いっつの 「最後までしたわけ?」 「お前は俺の母ちゃんか」 「っとに、言えよ」 「してないでーす」 言った後、掴まれてた腕を押し返して自分のと高杉の唇を重ねた。 ごめんな、 これで機嫌直してちょ . 「よっしゃあ!身体検査してやるよ銀時!」 「おっさんくさいから止めようぜ」
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