事故

13/13
前へ
/24ページ
次へ
「分かってんのかって……何がよ?」 「俺は今、お前の携帯を思うがままに操れるんだぞ?メールも。電話も。インターネットも。」 ドキッとする。 携帯全機能を思い出し、恥ずかしいことは載ってないか必死で探す。 「お前、この画像はねえだろーよ」 携帯は画面を光らせ、ある画像を出した。 それは……友達四人との本気の変顔。 「これをインターネットに載せてもいいんだぞ?ましてや、アドレス全部に送っても………」 「いやあああ!!」 私は今世紀最大の叫び声を上げ、椅子から転けるように飛び出し、携帯を掴んだ。 その際に、兄がなんだと部屋に入ってきたが、無理やり追い出した。 「俺の記憶探し手伝うよな……?」 携帯を睨みつけ、壊してやろうかというくらいに握りしめながら 「手伝ってやるわよ……!とことんね……!」 携帯との新たなライフが幕を開けた。 .
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加