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「分かってんのかって……何がよ?」
「俺は今、お前の携帯を思うがままに操れるんだぞ?メールも。電話も。インターネットも。」
ドキッとする。
携帯全機能を思い出し、恥ずかしいことは載ってないか必死で探す。
「お前、この画像はねえだろーよ」
携帯は画面を光らせ、ある画像を出した。
それは……友達四人との本気の変顔。
「これをインターネットに載せてもいいんだぞ?ましてや、アドレス全部に送っても………」
「いやあああ!!」
私は今世紀最大の叫び声を上げ、椅子から転けるように飛び出し、携帯を掴んだ。
その際に、兄がなんだと部屋に入ってきたが、無理やり追い出した。
「俺の記憶探し手伝うよな……?」
携帯を睨みつけ、壊してやろうかというくらいに握りしめながら
「手伝ってやるわよ……!とことんね……!」
携帯との新たなライフが幕を開けた。
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