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「胸……なんかあるの……?」
恐る恐る聞くと
「黙れ。携帯に意識が入り込んでる時点で、現実の度合いを越してんだ。いちいち疑問に思うな」
それもそうかと納得し、話を戻す。
「弟いるの?」
「ああ。双子の弟が。一緒に帰ってたはずだが、俺だけ携帯に入ってるってのはどうゆうことだ?弟は何してんだ?」
そおいえば、何度か言ってたな。それどころかじゃなかったから無視していたけど。
「じゃあ、弟さんに会えば何か解るかもしれないってこと?」
「わからんが、会ってみるだけの価値はあるだろ」
とりあえず手掛かりが掴めそうでなにより。
「じゃあ、頑張って!」
「はあ?お前があうに決まってんだろ」
はい??
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