花火

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歩けず、そのまま遊歩道に座り込む。 何も考えられず ぼぉ~っとしていると 「那智!那智!どうした?! おい那智!」 心落ち着く声を聞きすごく眠い。 「紘平……眠たい……」 「わかったよ、ほらっおんぶ。」 いつもおんぶをされている子供のように 当たり前のように紘平の肩に手をかけて背中に体重をかける。 思いのほか 軽々と持ち上がり、揺れが心地よくそのまま深い眠りに落ちてしまった。  
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