スレチガイ

2/26
5480人が本棚に入れています
本棚に追加
/200ページ
今日も暑いなぁ。時計をみると9時過ぎている。 特に予定がないといつまでも寝てしまう。 紘平の部屋からは掃除機をかける音が聞こえる。 紘平にいがかけてるのかな?と期待してお隣りをのぞきこむとおばさんで こっちに気付くと掃除機を止めて 窓際に来てくれた。 「なっちゃん、おはよう。 もしかして起こしちゃったかな?」 きっとボサボサの髪なんだろうなぉと思い、手をなでつけた。 「ううん、大丈夫です。 あのぉ、紘平にいは?」 「あらっ聞いてないの?バイトよ! おじのところでね。そこでウェイターよ。」 「えぇー。そうなんですか?」 だからここ数日会ってないんだぁ。 確か花火大会の次の日以来だよね。  
/200ページ

最初のコメントを投稿しよう!