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「何ごちゃごちゃいってんの?
ほらっやっぱり熱あるんじゃねぇの?」
「きゃぁっ」
いつの間にか部屋に入ってきた紘平が背後から額を触り、
すっと足を抱えベッドに降ろした。
「な、何すんの?」
「何って、寝とけよ!
それとも、なんかしてほしいわけ?
例えば…キスとか?」
顔を覗き込みながらニヤッと笑う。
目を合わせ真剣な顔になったのかと思ったら
ゆっくり顔を近づける。
少し茶色い目に吸いこまれるような心地良い感覚を覚え
私は何も考えずそのまま目をつぶった。
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