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部屋に戻ると窓から顔を出した紘平が
「あれ?まだ着替えてないの?
手伝ってやろうか?」
と声をかけてくる。
「もう、大丈夫だよぉ。
待っててね着替えから!
ごめんね、紘平にい…それから、ありがとう!」
と言いながらカーテンを閉めた。
「あぁ?
カーテン開けたままでいいのにっ」
と笑う。
ありがとうとごめんの意味を分かってもらえなくても、
伝えられたことに満足。
きっと言わなくてもいつか伝わるはず。
「エロおやじ。」
カーテン越しに話しをしながら浴衣に着替えた。
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