花火

15/28

5482人が本棚に入れています
本棚に追加
/200ページ
「さぁ、何して遊ぼっかぁ。 あっちに誰も来ないとこあるから、行こっ」 肩に腕を回し、身動きが取れないように手首を掴んで歩きだした。 遊歩道を公園の奥の方向に少し歩き、道の脇に入ると 背丈の低い木が並び遊歩道からの視界を邪魔している。 幹の太い木を背に立たされ 浴衣を裾をめくり上げて 太ももを生温い手でさすりはじめた。 「もう、やめ…て…」 左足を太ももに差し込み 浴衣の上から胸をつよく掴むように触る。  
/200ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5482人が本棚に入れています
本棚に追加