4人が本棚に入れています
本棚に追加
公的事情により。Part5
パチン
パチン
パチン
パチン
紫の扇子を鳴らす音が響く
「・・・・・」
(このっ・・・見てたなスキマ!!)
「クスクス♪なあに?」
「別に」
目を反らした霊夢だったが少し紫の方を見、また反らす
「・・・聞いてたんでしょ」
「何をかしら?」
「とぼけかたがいちいち白々しい」
「うふふふ」
「あんたね・・・」
ぱちん
ぱちん
「・・・」
ぱちん
・・・ああ、またなのか
ぱちん
こいつといると
・・・ぱちん
・・・こいつといると
・・・ぱちん
「・・・」
ぱちん
博麗のすすめが思い浮かぶ
ぱちん
・・・パチン・・・
「・・・紫」
「なあに?」
扇子をちょいちょいと指さして告げる
「・・・それ、しまってくれない?」
「ぱちぱちうるさいし」
「あらダメかしら?」
「ダメっていうより・・・」
「そういうのは想いの通じてる相手と、すれば良いと思うわ」
最初のコメントを投稿しよう!