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奥の方から足音が聞こえてくる…
ドッドドド…
「お~い!珍しい馬に怪しい二人組が捕まったんだって?」
と叫びながら一人の若武者が近づいてくる
「若様!こちらにございます」
「オゥ分かった」
若様と呼ばれた男は二人の目の前にドッカと座った。
「面あげなよ」
二人が顔を上げる
「…!?」
…この御仁はただ者ではないな…
若様と呼ばれた男は関羽と目が合うと衣服の乱れを直しあぐらをかいていた足を正座にし
「私は、上田城城主、真田昌幸が次男真田幸村と申します」
と名乗り頭を下げている
「……?」
態度の変わりように呆然
とする関平それもそのはず、つい先ほどまではただの若造が今は歴戦の雄が如くしっかりとした青年に見えた
「私は、漢中王劉備が義弟、関羽・字を雲長と言います、隣にいるのが倅の関平です」
「…!?関平と言います」
と言うと二人は頭を下げた。
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