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夜が明け陽が登りだそうとしている頃…
関羽は一人で庭をあるいていた
幸村・信幸・関平はと言うと川の字になって三人仲良く寝ていた…
…兄上は元気だろうか、そしてこれから私はどうすれば…
そんな事を考えながら歩いていると
「悩んでおられるのか?」
後ろから声をかけられた
「!?」
関羽は自分の背後に立つこの男の気配にまったく気付かなかった
「あなたは?」
「真田昌幸、信幸、信繁の父親です」
「私は・・・名乗る必要はないようですな・・・信繁殿と言うのは?」
「幸村の事です、いつの間にか民衆にそう呼ばれていたようで・・・今では本人もそう名乗っているようですな」
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