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「幸村そぉだな、お前や、信幸、頼康の代には天下が狙えるようになっていると良いが…」
と微笑みながら語る昌幸
「父上!その為にも先ずは信濃でござる!!如何様な策があるのかお教え願いたい」
「うむ、そうだな信幸の言うように、我が軍の兵士は1500人実際に出兵するとなると、守備隊を残して出せても1000人位であろう、野戦に持ち込めれば、皆の武力に儂の策で少しはどうにかなるやもしれんだが、籠城されては厳しいな」
…やはり、無理なのでは?誰しもがそう思った
「では如何致せば良いか信幸?」
「はっ自国を開墾し兵糧を増やし兵力をあげることにございますか?」
「兄上そんな事してたら天下は狸殿の物になっちまうぜ!!俺と関羽殿で1000人位切れば相手の兵力も減って勝負になるだろうなぁ関羽殿?」
幸村は関羽に同意を求めた
今回の評定では沈黙を貫こうと決め込んでいた関羽は戸惑っていた、すると
「バカを言うな幸村!!そんな無茶を!!関羽殿も困っておられるではないか」
二人のやりとりを黙って見ていた昌幸が口を開く
「流石は信幸、自国の兵を増やすと言うのは、如何にも信幸らしい、幸村の相手の兵力を削ると言う好戦的な考えそれは幸村らしい確かに信幸の案では、時間が掛かりすぎる、かと言って幸村の案は危険すぎるな…ふっだがまだまだ後一息だな」
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