~幸村VS信幸~

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「よし、では双方300づつの兵をもって、3日後に試合を行う」 「えっ!?オヤジ、一騎打ちじゃねぇのか?」 「幸村、一騎打ちではおまえに有利すぎるじゃろぉ」 「フッ私は一騎打ちでも構いませぬが、この方が幸村との差がハッキリするでしょう」 信幸が小さな声で言った 「兄上、上等だよやってやる、一騎打ちでも演習でも俺の方が強いんだよ」 「フッそう吠えるな…3日後には全てが分かる…では私達は失礼しますよ、頼綱殿、頼康殿、参りましょう」 三人が席を立ち部屋を出ていく 信幸だけが振り返り… 「今日より、信幸は、父、弟とは敵になります、今までお世話になりました」 と一言言い一礼すると部屋を後にした
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