ホテル シェラザード

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【良一…昨日連絡するように言っておいただろう?】 いきなり相手が話し始めた。 「あの…少しお待ち下さい」 目を覚ました真壁が誰から?というように見る。 彼氏じゃないの、と言いたいのを堪えて電話を渡した。 「はい…なんだ周防か。朝っぱらから」 答えておいて素早く篠崎にキスをし、声に出さずにおはよう、と口を動かした。 「ああ、あれね…どうでも良くなった。欲しいものは手に入れたから」
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