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『アリス?今終わったぁ~』
「お疲れ様~もう東京だよ」
『めっちゃ疲れたわぁ~早くあいたい~』
電話口から
聞こえる甘えたな関西弁。
「今リカと一緒だよ」
『そうなん?とりあえず、目黒まで来てや。迎えに行くわ』
ナオヤは有名な外車に乗っていた。
赤いスポーツカーで、どこに行っても
みんなが振り返る。
私とリカはお会計を済ませ
目黒に向かうことにした。
「すっかり、アリスはナオヤに夢中だね」
リカは苦笑する。
姉的立場もあり、リカ
は私の親とも
仲が良かった。
複雑なのはもっともだ。
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