323人が本棚に入れています
本棚に追加
その日は、ナオヤはスタジオに入ると
沢山曲を聞かせてくれた
たわいない話をしながら
あれこれ話をしていた。
ナオヤはあまり
音楽業界の話をしても
綺麗な話し方はしなかった気がする
例えば
ゆーりのことをリカにも
よく話していたけど
内容はかなりよりすぐっていた。
ゆーりもリカを知っているし
(そのくらい、イイ意味でも悪い意味でも
リカは有名なファンだった)
ナオヤから話す、ゆーりのネタは
どうでもいい話ばかりだった
他に漏れることはないだろうけど
やっぱり予防線は濃く引かれていた
「リカはゆーり君のこと、どう思ってん?」
ふいにナオヤがリカに聞いた。
最初のコメントを投稿しよう!