REAL

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その日は、ナオヤはスタジオに入ると 沢山曲を聞かせてくれた たわいない話をしながら あれこれ話をしていた。 ナオヤはあまり 音楽業界の話をしても 綺麗な話し方はしなかった気がする 例えば ゆーりのことをリカにも よく話していたけど 内容はかなりよりすぐっていた。 ゆーりもリカを知っているし (そのくらい、イイ意味でも悪い意味でも リカは有名なファンだった) ナオヤから話す、ゆーりのネタは どうでもいい話ばかりだった 他に漏れることはないだろうけど やっぱり予防線は濃く引かれていた 「リカはゆーり君のこと、どう思ってん?」 ふいにナオヤがリカに聞いた。
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