狂った歯車
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しかし、母は、私と菜奈を「お友達」と呼んだ人の家に置き去りにし、迎えに来なかった。 その家の若い夫婦は、私と菜奈をとても可愛がってくれたし、お菓子も玩具も、当時はまだ高級品だったテレビゲームも好きなだけやらせてくれたけれど、私は母が恋しくて、夜に大泣きした。
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