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数分たったあと、俺の名前が呼ばれた。
「さ…サスケ、そろそろ…」
「そろそろなんだ。」
「買い出しの時間が…」
「そうだったな。」
そういうとゆっくりとナルトを抱えながら、立ちあがった。
「サスケ…」
俯きかけながら、ナルトが俺を呼んだ。
「どうした?」
「本当に怪我してないか?」
「あー。とっさにチャクラを集中させたから、この通り無傷だ。」
「そうか。良かったってばよ(笑)。」
不意打ちの笑顔に俺の顔が少し熱くなったのが分かった。
それをナルトに悟られたくなかったため、横を向いてしまった。
そうしながら、俺はナルトに礼を言った。
「心配…してくれて、サンキューな。」
「えっ…!?」
そういいながら、前を向くとまた俯き、耳まで真っ赤になってる、ナルトの姿があった。
本当にその姿が愛おしくて、真っ直ぐ見たいと思い、ナルトを呼んだ。
「ナルト…」
ナルトはゆっくりと、顔をあげた。
そこには、サスケの整った顔があり、唇に温かい感触があった。
「ふっ…///」
サスケはいっこうに唇を離してくれない。
だんだんと息苦しくなり、酸素を取り込みたくなった。
どうにか、サスケを引き離したかったが、力の差があり、どうにも出来なかった。本当に苦しくなってきて、息を吸い込むのに不意に唇を少し開けた瞬間、サスケの舌がナルトの口内に入ってきた。
「ンッ…//」
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