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どうにか舌を絡め取られないように動かしたナルトだが、そんなのもお構いなしにサスケはいとも簡単に絡めとった。
「ンッ…ンっ…」
クチュ…
淫らな水の音がナルトの耳を犯していく。
長いキスにやっと終わりがきた。
「…あっ…」
ナルトはまだ物足りなそうな顔でサスケを見た。
「ナルト…物足んないか?(笑)」
とサスケが聞くと、また顔を真っ赤にして頭を横に振りながら
「なっ!そんなことないってばよ!!」
サスケの胸を押して、勢いよく離れた。
(そんな顔で言われても説得力がねぇーんだよ) 心の中でおもうサスケ
「はっ早く買い物行くってばよ!!」
そういうとスタスタと歩いて行った。
その後ろ姿を見ながら、 問い掛けた。
(なぁナルト。今はこうして笑いあったり出来る。だがもし…俺がいなくなったらもうこういう他愛もないことが出来なくなるな。
ナルト…おまえは俺を…俺を引き止めてくれるか?
でもきっと…俺はその手を振りほどいて、そして今抱いている恋心もさえも置いて、おまえの前から消えるだろうな……。)
end
→あとがき
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