ＦＦⅨエンディング後妄想文

つづくいのち

死者は甦らない。
けれど、自分が忘れさえしなければ人は永久に自分の中で生きていてくれる。
そうして命を繋いでいける。
いつの間にか涙は乾いていた。

程なくしてその場を立ち去るジタンの背を、優しい静かな風が押すようにもう一度だけ吹いた。